カジノ攻略法であるモンテカルロ法とは

モンテカルロ法が有効なゲーム

カジノにおける必勝法や攻略法と呼ばれるものは様々なものがありますが、おそらく最も有名なのがモンテカルロ法ではないでしょうか。
その内容を簡単に紹介します。

モンテカルロ法が有効なのは、ディーラーと一対一で対決するブラックジャックやバカラのほか、ルーレットの赤黒を当てる賭け方のように、確率上50%で勝てるものです。

ルーレットでほぼ33%で勝てるコラムベットにも適用できます。
異なるルールのゲームに適用できるということからもわかるように、それぞれのゲームの個別の攻略法ということではなく、1回のゲームにいくらのチップを賭けるかを決める方法となります。

モンテカルロ法の説明の前に、より単純なマーチンゲール法についてお話します。
これは非常に単純で、たとえばルーレットの赤に最初はコインを1枚ベットします。

マーチンゲール法は計算上は無敵だが・・・

はずした場合、次は2枚をベットします。
これで勝てればコインは倍の4枚もらえますので、初回のベット分とあわせても2枚のプラスです。

このようにして、2回目もはずしたら次は倍の4枚、またはずしたら次は倍の8枚を賭けるというやり方がマーチンゲール法ですが、名称は初めて聞く方でも、方法自体は聞いたことがある方がほとんどではないでしょうか。

実際この方法は計算上だと無敵なのですが、現実にはそうはいきません。
何しろベットするコインが倍倍に増えていくため、5回目には16枚、6回目には32枚が必要となり、この時点でトータル63枚が必要となります。

相当な元手があればやれないことはありませんが、たとえ勝率50%でも5回、10回と負ける可能性は現実としてありえるため、破産する可能性があるため、必勝法というのは無理があります。

現実で使えるモンテカルロ法について紹介

しかし、運で勝敗が決まるゲームにはすべて適用できるのも事実であり、これをもう少し洗練させれば現実で使える手法になるのではないかと考え出されたのがモンテカルロ法です。

基本的な考え方はマーチンゲール法と同じです。
異なるのは、勝ったり負けたりした後のベット枚数の計算の仕方、それだけです。

一番単純なパターンについて説明します。
最初に1,2,3と数字を書きます。

この両端の数字を足した枚数である4枚のコインを初回ベットします。
負けた場合、今負けた枚数を数字の横に書き足し、1、2、3、4として、この両端を足した枚数をベット。

勝つまでこれを続けます。

ほとんどの場合でセット終了したときは収支がプラスになる

勝った場合は両端の数字を消去し、2、3を残します。
この両端を足すと5になるので、次も5枚をベットします。

これで負けたら5を右に足し、2,3,5として両端を足した7枚をベットしますが、もし勝って両端の数字を消すと数列がなくなってしまうので手順終了し、最初に戻ります。

勝って数字を減らすとき、数字がなくなるか、1個だけになったらセット終了になります。

一例だけではわかりにくいでしょうが、この手順を正確に続ければ、ほとんどの場合でセット終了したときは収支がプラスになることが計算で証明されています。

ただし、連敗して軍資金がなくなれば大敗することもあるため、全財産を賭けるようなことはせず、一つの手法として活用するにとどめておくのが良いでしょう。